GARAのブログ

よく出てくるのは、やはり小銭ですね。お金は基本的にお客様に返すんですが、GARAのクリーニング店では、 500円以下の場合、 缶に貯めておいて、歳末助け合いの時期が来ると、そのまま缶を持っていって

募金してました。

なので年末に近づくにつれ、店頭の缶には小銭が貯まっていくので、 ときどき持つ缶の重さで今年ももう終わりだなぁ」なんて、 年末を感じたりしてました（笑）

もちろんたまには大金が出てくることがあります。GARAがポケット掃除で出会った最高金額は

５万円でした。

背広の上着をチェックしてたら、１万円札が５枚、 二つ折りになって入っててビックリしました。 背広なのでご主人のお金だと思いますが、

もしかしてヘソクリ？

なんて思ったりしたんですが、店頭に洗濯物を持ってくるのは、たいていは奥様なので「ヘソクリだったら、 奥さんに言ったらマズイのかな…」なんて、余計な気を使ったりしちゃいました。ま、そのまま奥さんに伝えましたけど…どうなったんだろ？

でも、不思議なモノで、現金を返したお客さんは、必ずと言っていいほど、次回来店時に

「お礼」を持ってきます。

もらい物のお菓子とかをね。地元の農家の方の場合、今朝、自分の畑でとれたばかりの野菜を持ってきてくれたことも。

お客さんのお金を返しただけなんだから、お礼なんていらないんですが、よく考えてみると、自分のポケットから思わぬお金が出てきたら、 ちょっと得したような気分になりますもんね。だから嬉しくてお礼したくなるのかも知れません。

最初はお礼を断っていましたが、もらってあげた方がお客様も気持ち良いみたいなので、感謝して受け取ることにしていました。 （ちなみにお菓子は、お茶の時間に、従業員みんなの胃袋に消えます）

さらにお客さんに返そうか迷うものが、ポケットから出てきてしまいました。

それは…給与明細です。

これは困りました。返すこと自体はいいんですが、見られたことを知ったお客さんがイヤな思いをするんじゃないかと気になって…結局、 その後、給与明細は返さないことにしました。

でも25日を過ぎると、毎月数枚はポケットから給与明細が出てくるんですよね～、気を遣って返してはいませんが、クリーニング屋って、 ポケット掃除を通じて、地元の意外な情報を持っているものなんですよ。

そう言えば、駅前の警察も、何か近所で事件があると、

とりあえずクリーニング屋に聞き込みに来ますもんね。
やはりそう言う情報が集まっているって、経験的に知っているんでしょうな。

皆さんもクリーニング屋に洗濯を出す時は、ポケット掃除をお忘れなく!!