GARAは若い頃(今も若いけど)、有名な、某家電量販店で仕事していたことがあります。 そこではいろいろ貴重な経験をさせてもらいました。
その中で、ちょっと面白い話を少しだけ…
GARAが仕事していた家電量販店というのは、あの有名な○×カメラでした。もうちょっとヒントを出すと「元祖ポイントカード」 と声高に謳っているあの店です(知っている人にはバレバレ?)
で、その店では簡単な番号による暗号を使っていました。
まずは「1番」
これは「昼休み」のことです。リーダーとかが昼時になると、適当に手の空いている店員を見つけては、「んじゃ、 GARA君、 1番行ってきて」って感じで使います。
でも、連続で接客していたり、もう1番に行かせたとリーダーが勘違いしていたりすると、いつまでも昼休みが来ない日もあります。 そういうときは「あの~オレの1番はまだっすか?」などと催促します。
ただ、この1番(昼休み)は40分しかなくて、あまりゆっくりしている時間はありませんでした。 そのかわり夕方にも20分間の休憩があります。この夕方の休憩のことを
「3番」と言いました。
で、「2番」を飛ばしてしまいましたが、これは「トイレ」のことでした。 だからトイレに行きたくなったら、店員同士で「ゴメン、 ちょっと2番に行ってくるね」と断ってトイレに行ってました。 でもタバコを吸う人は頻繁に、そして長時間の2番がよくあって、 他の店員のひんしゅくを買ってましたが…
次は「4番」ですが、これは「現金値引き」のことを言ってました。
GARAの店は上野駅の近くにあったので地方からの客が多く、いくら「ポイント還元がお得ですよ」と言っても、 2度と来ないかも知れない店の、次回来店時に使うポイントをもらっても、嬉しくも何ともないらしく
「ポイントなんかいらん
今、値引きしてけろ(方言丸出しモード)」
などと言われた場合に現金値引きの交渉になります。
ただ現金値引きの権限を持っているのはリーダークラス以上の店員だけで、そう言うときにリーダーを捕まえては
「4番お願いします!!」
などと言うと、
リーダーは細かい数字が書いてある手帳を取り出して、軽く電卓を叩いたあと「ほれ、この値段で交渉してきな」
と電卓の画面を見せられます。
残りの暗号数字は飛んでいて「7番」「10番」「84番」「150番」「200番」「300番」などです。全部、 紹介していると長くなるので、最後に「7番」を説明しておきましょう。
「7番」は「社長が来るぞ」って言う意味です。
要するに、本社の(社長さんとか)エライ人が店の様子を見に来るから、店頭を整理整頓して、身だしなみを整えて、 店員同士の私語は謹んで、あとは商品を売りまくれ!!、ってことですな(笑)
とりあえず今回はそんなところで…ここまで説明した番号の一覧表を載せておきます。残りの番号は、また今度、説明させて頂きますね。
ではまた!!
1番 | 食事休憩。通常40分 |
2番 | トイレ休憩の事。 転じて、ちょっとさぼって一服するときにも使う |
3番 | 夕方(2回目)の休憩で、通常20分 |
4番 | 現金割引 |
7番 | 社長(エライ人)視察中 |
10番 | ?? |
84番 | ?? |
150番 | ?? |
200番 | ?? |
300番 | ?? |
コメント (4)
GARAさんこんにちわ。
私も、横浜の某電気量販店で働いていたことがあります。
私が働いていたところは、100番とか9910とかいうのもありました。
もう、7,8年も前のことなので何の意味だったかすっかり忘れてしまいましたが…(^^;
なんかちょっと懐かしくなりました。
これからも、怪我をしないようにがんばってください!
S武系は売り場でロッキーの曲がかかるとその日の売り上げ達成らしいですよ。
⇒シュウさん
そうですか、シュウさんも、○×カメラで仕事してたんですが…
そこは出入りも激しい職場でしたから、意外と働いていた人って大勢いるんですよね。
しかし「100番」と「9910番」ですか…暗号に4桁の数字があったとは知りませんでした。
ただ、各店限定の番号もあったみたいですから、店が違うと、通じない番号もあるみたいですね。まだ説明してない「84番」も上野店限定の暗号だったような気がします。
⇒thGIさん
なるほど、売上達成を知らせる音楽ですか、そんなのもあるんですね。
店では各階ごとに売上目標が設定されていて「100万円の売上」のことを「1本」と言ってました。「今日の売上、まだ2本だよ…売れねぇなぁ」みたいな。
ある時、閉店30分前に売上目標まであと10万円って日があって
「GARA君、そろそろ新しいパソコンなんか欲しくないかい?」って
不自然な笑顔を浮かべて、リーダーが話し掛けてきたことがあったっけ(汗)
「絶対、いりません!!」って答えたけど…
うちのすし屋のトイレは
「バカンス」でした。